「サブドメインとサブディレクトリの違いって何?」
「どっちがSEO対策に有利?」
こんな質問に答えていきます。
- ディレクトリとは?
- サブディレクトリとサブドメインの違い
- それぞれの有効な使い方
- SEO対策に有利なのはどっち?
- まとめ
今回ドメインの説明は省きます。
記事下部の関連記事でご確認ください。
ディレクトリとは?
ディレクトリの大枠は、複数の「モノ」を一覧できるよう整理したものです。
一番わかりやすいイメージは「フォルダ」です。
例えば、「沖縄旅行」というフォルダの中に「Day1」「Day2」「Day3」…と小分けにしたファイルがあるとします。この複数のファイルをまとめている「沖縄旅行の」フォルダがディレクトリで、「Day1」「Day2」「Day3」…がサブディレクトリ(子ディレクトリ)です。
ちなみに、「Day1」の中に「朝」「昼」「晩」というファイルを作り、さらに「朝」の中に「朝食」「午前中の遊び」…とどんどん付け加えてできる構造をディレクトリ・ツリーと呼びます。
ディレクトリのイメージができたところで、ブログ関係のサブディレクトリとサブドメインの違いを見ていきましょう!
サブディレクトリとサブドメインの違い
まずは、こちらをご覧ください。

ドメインが「母屋」だとすると、サブドメインは「離れ」、サブディレクトリは「母屋か離れの中の部屋」といったイメージです。
ドメイン名の違いも表の通り、ドメイン名の前に「.」を挟んで作られるのがサブドメイン、ドメイン名の後に「/」を挟んで作られるのがサブディレクトリです。
役割としては、以下の通りです。
サブドメイン:1つのドメインを分けた全く別のURL
サブディレクトリ:1つのドメイン内で階層分けして投稿された記事などのURL
サブドメインは全く別のモノとして扱われるため、別のWEBサイト・ブログを持つ感じです。
対して、サブディレクトリは本体の内部を細分化した同種のWEBサイト・ブログをもつ感覚です。
本記事のURLを見ると、「https://flightproject.net/3min-directory」となっています。
ブログで記事を投稿した場合、そのページもサブディレクトリの扱いになります。
それぞれの有効な使い方
雑記ブログとしてただ記事を投稿したい場合は、あまり気にしなくていいです。
しかし、しっかりと収益を狙い、ユーザーを獲得したい場合は、サイトのテーマ・専門性を保ちつつ、WEBサイト・ブログを育てていく必要があります。
そのためには、サブドメインとサブディレクトリの属性と使い分けをしっかりと理解しましょう。
サブドメインを使う場合
本ドメインのサイトとテーマ・ジャンルが異なる場合はサブドメインを使用します。
サブドメインは無料で取得可能で、既存のサイトと新規のサイトを、全く別のサイトとして分割管理できます。
例えば、既存サイトが「ファッション」に関するもので、新規で「食品」に関する記事を掲載したい場合、サブドメインとしてサイトを立ち上げれば双方が混ざらず、わかりやすくサイト運営することができます。
又、ユーザーサイドも混乱せずに利用することができます。
サブディレクトリを使う場合
同種or関連したテーマの新規サイトの場合、サブディレクトリに設置します。
サブディレクトリも無料で設置可能で、既存のサイトの内部を綺麗に整理したり、関連する内容にユーザーをスムーズに移動させることができます。
例えば、既存サイトのテーマ「ファッション」の中に、「デートで使えるコーデ」や「洋服の通販サイト」といったように細分化したコンテンツや関連コンテンツをサブディレクトリに入れます。
似通ったテーマ=ユーザーの興味も似通っているので、ユーザーの行動フローも上手く管理することができ、効率的にWEBマーケティング戦略を練ることができます。
有効な使い方
サブドメインとサブディレクトリと既存ドメインはURLこそ似ているものの、検索エンジンでは別のサイト・ページとして認識されます。
しかし、相互のリンクも内部リンクとして扱われ、どちらかに外部リンク(被リンク)が付いた場合に評価も上がるので、管理者としてはどちらもないがしろにしてはいけません。
近年のSEOでは、記事の一貫性・統一性が重視されます。
つまり、テーマがバラバラのいわゆる「雑記ブログ」では、検索エンジンが専門的な内容であると認識せず、SEO評価は上がりにくいです。
検索順位を上げユーザーを増やすために、まずはWEBサイト・ブログのベースとなるテーマとターゲットを決め、属性に一貫性を持たすことが重要です。
その中で同種・関連したテーマのサイトを作る場合はサブディレクトリを、全く別のテーマでサイトを作る場合はサブドメインを使うようにしましょう。
このように整理することで、異なるサービスや事業ごとのアクセス解析も簡単に行えます。
SEO対策に有利なのはどっち?
順位評価
Googleの発表では、サブドメインとサブディレクトリどちらを選んでも順位評価にはほとんど影響がないそうです。
しかし、サブディレクトリは、既存ドメインのGoogle評価を引き継ぎます。
既存ドメインと同一・関連したテーマをサブディレクトリ内で扱う場合、既存ドメインのSEO評価を引き継ぎ、新規でサイトを立ち上げるよりも早く検索順位を上げることができます。
サブドメインでも既存ドメインに影響を与えることがあったそうですが、これは例外的な事例です。
外部リンク(被リンク)獲得
SEO対策の中で、「外部リンク(被リンク)」を獲得するというものがあります。
砕いて言うと、他のWEBサイト・ブログが自分の記事のリンクをサイト内に貼るとGoogleが「お、他の人がこの人の記事のリンクを使ってる。この人の記事は優秀なんだな!」と判断してGoogleからの評価が上がるという意味です。
上記の通り、サブドメインは本ドメインに対して全くの別物であるため、一見、他の人が運営しているWEBサイトとして使えるので「被リンク(外部リンク)」を量産できるように見えます。
しかしGoogleの公式発表によると、(現在は)サブドメインで貼った本ドメインの記事のURLは「内部リンク」扱いになります。
なので「外部リンク(被リンク)」獲得を目的とする場合、サブドメインもサブディレクトリも、SEO対策に関する優位性の違いはありません。
まとめ
今回の記事でサブドメインとサブディレクトリの違いについて理解してもらえれば幸いです。
上記を確認して、WEBサイト・ブログのコンテンツ・テーマを整理し、より効率の良い運用をしてみてください🤠
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今日もありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!
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